IHクッキングヒーターの電気代

IHクッキングヒーターの電気代

オール電化にするとキッチン周りがあこがれのガラストップのIH!
掃除も楽チンだし、火力もすごい!!

 

でも気になるのが電気代。ガスレンジの代わりを電気で本当に大丈夫なの?電気代ハンパじ

 

ゃないほど高いんじゃないの?って思う人多いと思います。

 

結論ですが、ガスより熱効率がいいため、単純比較できません。どういうことかというとガ

 

スで4000Kcalの強さでも空気中に熱が逃げる部分も多いため、フライパンに伝わる熱量は

 

3000Kcalくらいかもしれません。IHで4000Kcalの強さでも、直接フライパンに接してるため

 

、逃げる熱量も少ないんです。なので、同じ火力でもIHの方が強いということです。

 

では実際にルームクーラーと比較しましょう。

 

通常6畳間位の部屋で真夏にクーラーをかけたとしましょう。はじめは電気も強いのですが、

 

だんだん冷えてきますと500W位で落ち着きます。

 

なのでクーラーは平均500W前後としましょう。

 

IHで500Wはどのくらいの火力でしょうか?だいたい弱火ですね。
IHは保温から30くらいの調節が可能ですが、メーカーにもよりますが、ダイヤルで10だと

 

1000W、30だと3000Wほどと思ってください。

 

5だと500Wと言いましたが、弱火で500Wかかるということです。

 

中火で1000W。

 

我が家の調理でのダイヤルを参考までにお知らせしますと、

 

お湯を2リットルやかんで沸かすとダイヤル23くらい。8分くらいですぐ沸きます。

 

野菜炒めは18くらい。鍋物は始め20くらいから沸騰したら5くらいまで下げます。

 

レトルトカレーを温めるのは沸騰するまで20くらい、沸騰したら4ほど。

 

一度沸騰すると4でも十分グツグツいいます。

 

200Vのオール電化IH

 

卓上のIHは100V仕様ですが、オール電化住宅のIHは200V仕様です。
なぜ家庭用100Vではダメなのでしょうか?わざわざ200Vの配線工事をする必要があるのでし

 

ょうか?

 

答えは簡単です。100Vだと火力がマックスでもせいぜい上で検証した15程度のダイヤルしか

 

出ないためです。

 

P=EI つまり電力=200V×30A(IH工事にすると専用ブレーカが付き、IH独立回線で30A最大時

 

となります)・・・P=6000W
100Vだと100×15A・・・P=1500W。マックスが1500Wだと中火程度、強火ができませんね。普

 

通のガスコンロだと2000W相当の火力がありますので、100Vだとガスコンロより全然弱い計算

 

になります。だから200Vなんですね。ましてガスコンロだって2つ五徳があるんです。
IHにも2つコンロがついています。プラス、ラジアントヒータ(熱線)

 

ガスの代わりにオール電化なんです、当然ガスに劣るようなIHだったら使い勝手が悪いです

 

ね。

 

お湯沸しでマックス3000W使ってもせいぜい10分。大したことないですよ。
計算すると300Wの電気カーペットを100分間使用したことと一緒です。

 

ガス代かかっていたことを考えると、多少の料理に電気代がかかっても仕方ありません。